[東京 23日 ロイター] - 気象庁は23日、この先1カ月(1月25日から2月24日)の天候見通しを発表した。日本付近には寒気が南下しにくいため、「気温は全国的に高く、北・東・西日本では期間の前半は、かなり高くなるところがある見込み」としている。週別の平均気温も、東・西日本では2月21日まで、「高い見込み」が続くとしている。
北・東・西日本日本海側の降雪量については、この先1カ月、寒気の影響を受けにくいため、「少ない」との見通しを示している。
<すでに「冬物商品」は苦戦>
この冬は東・西日本を中心にこれまでも平均気温が平年より高い暖冬傾向が続いており、降雪量も全国的に少なく、「記録的暖冬」の可能性が高まっている。12月のスーパー販売やショッピングセンター売上高の統計では、暖冬の影響で冬物商品の売れ行き鈍化が報告されている。[nL4N29S1DK][nL4N29R0PV]
ファーストリテイリング (T:9983)は12月の国内ユニクロの既存店売上高が前年比5.3%減少したことに関し、「12月は中旬以降に気温が高く推移したことから防寒衣料の販売に苦戦し、減収となった」と説明している。
*内容を追加しました。
(内田慎一)