[ドバイ 23日 ロイター] - 米国務省のフック・イラン担当特別代表は、米国が殺害したイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の後任に就いたガーニ氏について、米国人を殺害するという同じ道を行くのであれば、ガーニ氏もソレイマニ氏と同様の運命をたどることになるなどと警告した。
ダボスで行われた、アラビア語日刊紙アシャルク・アルアウサトとのインタビューで述べた。
米政府は、ソレイマニ氏が米軍に対する攻撃を計画していたと断定。トランプ大統領は今月3日、ソレイマニ氏へのドローンによる攻撃を命じた。イランは8日未明、米軍が駐留するイラクのアル・アサド空軍基地に複数のロケット弾を発射、司令官殺害の報復措置に出た。
ソレイマニ氏の殺害を受けて、イランは「コッズ部隊」の新司令官にガーニ氏を指名。ガーニ氏は、ソレイマニ氏の遺志を引き継ぎ、米軍を域内から追い出すことを目指すと表明している。
フック氏は「トランプ大統領は、米国の利益を守るため断固として対応すると常に言っている。米国を攻撃するとただでは済まないと、イランも今や理解しているだろう」と語った。