[バチカン市 26日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは26日、新型肺炎に対する中国の拡大抑制努力を「素晴らしい取り組み」と称賛するとともに、死亡者と発症者、遺族のために祈っていると述べた。
教皇はサン・ピエトロ広場で行った週定例の祝福で、「中国に広がっている(新型肺炎を)発症している人々とともにいて、この人々のために祈りたい。主が(肺炎による)死者を平安の中に迎え、遺族を慰め、中国社会で講じられている素晴らしい取り組みの措置を支えてくださいますように」と述べた。
中国国家衛生健康委員会は、この肺炎を引き起こしている新型コロナウイルスは感染力が強まっており、感染者が引き続き増加する可能性があるとしている。中国の湖北省・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎は感染が拡大し、患者数は中国国内で2744人に増え、死者は80人に達している。