40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

ロシュ、新型ウイルス検出キットの供給困難 中国の都市閉鎖で

発行済 2020-01-31 09:22
更新済 2020-01-31 09:22
© Reuters. ロシュ、新型ウイルス検出キットの供給困難 中国の都市閉鎖で

[バーゼル 30日 ロイター] - スイスの製薬大手ロシュ (S:ROG)は30日、中国湖北省武漢市を発生源とする新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中、中国当局が都市を閉鎖したため、同ウイルスを検出する検査キットを感染地に届けることが難しくなっていることを明らかにした。

シュワン最高経営責任者(CEO)は、ロシュは新型ウイルスの検出キットを他社に先駆けて提供したと指摘。ただロシュの検査部門を率いるトーマス・シネッカー氏はロイターに対し「病院に製品を届けることが難しくなっている」と述べた。

ロシュは約20年前に感染が拡大した重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスの特定に利用した技術の一部を利用。シュワンCEOは、今回の新型コロナウイルスの検出キットを無料で提供していることを明らかにし、業績の押し上げには貢献しないとの見方を表明。「これはビジネスの機会ではない」とし、ロシュは公衆衛生当局と信頼関係を築いていると述べた。

ロシュは抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」を製造しているが、ロシュの医薬品部門を率いるビル・アンダーソン氏は、ゾフルーザは季節的に流行するインフルエンザに対する医薬品であるためコロナウイルスに効果がある公算は小さいと指摘。エイズ(後天性免疫不全症候群)を引き起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症治療薬の方が効く可能性があるとの見方を示した。

新型コロナウイルスについては、米製薬大手ギリアド・サイエンシズ (O:GILD)が23日、エボラ出血熱治療の実験薬「レムデシビル」が新型コロナウイルスによる新型肺炎の治療に使えるかを検証中と表明。米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) (N:JNJ)も29日、新型コロナウイルスに対するワクチンの開発に着手したと発表した。

*カテゴリーを追加して再送します。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます