[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米国時間の原油先物は5日続落し、1年超ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルスの感染が中国国外で広がっており、パンデミック(世界的流行)により世界経済が鈍化し、原油需要が損なわれるとの懸念が高まった。
清算値は北海ブレント先物 (LCOc1)が1.25ドル(2.3%)安の1バレル=52.18ドル。一時50.97ドルと2018年12月以来の安値を付けた。米WTI原油先物 (CLc1)の清算値は1.64ドル(3.4%)安の47.09ドル。一時19年1月以来の安値を付けた。
OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「隔離の世界的な広がりにより、今後数四半期は深刻な需要減少がもたらされるとの見方から原油価格は急落している」と述べた。