[東京 11日 ロイター] - 11日の原油先物は続伸。米生産業者が減産するとの期待に押し上げられた。
0226GMT(日本時間午前11時26分)までに、北海ブレント先物 (LCOc1)は1.44ドル(3.9%)高の1バレル=38.66ドル。
米WTI原油先物 (CLc1)は1.12ドル(3.3%)高の1バレル=35.48ドル。
楽天証券のコモディティアナリスト、吉田哲氏は、米国のシェールオイル生産業者が生産を縮小する必要があるとの見方が市場心理改善に寄与した、と指摘。原油安により米シェールオイル生産業者が6月までに減産を強いられれば、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が減産合意に回帰する可能性があるとの見方を示した。
ANZはノートで「市場シェアを巡る戦いが始まり、サウジアラビアとロシアが可能な増産規模を表明する中、原油相場の反発は長くは続かない見通しだ」と指摘した。
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