[ソウル 13日 ロイター] - 韓国疾病予防管理局(KCDC)の13日の発表によると、国内の新型コロナウイルスの新たな感染者は110人、退院者は177人となった。
退院者が新規の感染者を上回ったのは、感染拡大が始まった1月以降で初めて。1日当たりの感染者数も減少傾向にあり、感染拡大のペースが鈍っている可能性がある。前日の新たな感染者は114人だった。
感染者は累計7979人となった。死者数は3人増え累計70人。
ただ、ソウルのコールセンターや世宗特別自治市の政府機関でクラスター(感染集団)が発生しており、当局は警戒を緩めていない。
新たな感染者110人のうち、61人は集団感染が起きた南東部の大邱(テグ)市の患者。17人は世宗、13人はソウルの患者だった。
これまでのところ、少なくとも109人はソウルのコールセンターとの関係が確認されている。このコールセンターは保険会社が運営しているもので、従業員800人が検査や隔離措置の対象となっている。
韓国政府は、中国・イタリア・イランからの渡航者に続き、フランス・ドイツ・英国・スペイン・オランダからの渡航者についても、国境での検査を強化する方針を示した。
*内容を追加しました。