[ドバイ 18日 ロイター] - サウジアラビアのエネルギー省は18日、国営石油会社サウジアラムコ (SE:2222)に対し今後数カ月にわたり原油供給を過去最高水準の日量1230万ドルに維持するよう指示したと述べた。
サウジは今月、4月の原油供給を同水準に引き上げると発表したほか、原油輸出量も5月から日量1000万バレル以上に増やす計画を明らかにしていた。
また、サウジアラムコは16日、4月の産油量を5月も維持する見込みを示したほか、1バレル=30ドルという価格水準でも特に問題ないという見解を示し、当面は低価格に対応する用意があることを示唆した。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国の協調減産交渉が決裂した今月6日以来、原油価格 (LCOc1)は40%以上急落し、30ドルを下回っている。