[ソウル 2日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて国際金融市場で不透明感が強まっており、国内金融市場で信用収縮が起きる可能性を否定できないと発言、緊急時に備える必要があるとの認識を示した。
総裁は声明で「(債券市場の)状況が悪化すれば、韓国中銀は社債市場の安定化に向けノンバンク向けの融資も検討する可能性がある」と述べた。
韓国中銀はこの日、短期金融市場の混乱を抑えるため、91日物のレポ取引を金利0.78%で実施。金融機関に5兆2500億ウォン(42億8000万ドル)を供給した。