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米産油量、一時的に日量200万バレル減 原油安受け操業縮小=エネ省

発行済 2020-04-08 03:15
更新済 2020-04-08 03:18
© Reuters. 米産油量、一時的に日量200万バレル減 原油安受け操業縮小=エネ省

[ワシントン 7日 ロイター] - 米エネルギー省は7日、国内石油会社は原油安を受け操業を縮小せざるを得ないため、米国の産油量は一時的に日量200万バレル程度減少するとの見方を示した。

エネルギー省はエネルギー情報局(EIA)の報告書に言及し、「民間部門の動き、および自由な市場原理が減産につながる」とした。

EIAによると、米国の2019年の産油量は日量1200万バレルを超え、原油・天然ガス生産量は世界トップだった。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は9日に会議を開き、原油市場の安定化に向けた対応策について協議するが、関係筋によると、米国が減産に協力しない限り大幅減産には合意しないとみられている。

© Reuters. 米産油量、一時的に日量200万バレル減 原油安受け操業縮小=エネ省

新型コロナウイルスの感染拡大による影響で世界的な原油需要は日量約3000万バレル、率にして約30%減少。こうした中でもサウジアラビアとロシアが供給を増やしており、世界の原油市場は供給過多となっている。

EIAが7日に公表した短期エネルギー見通し報告によると、米国の産油量は第4・四半期は平均日量1104万バレル近辺と、前年同期から日量約174万バレル減少する。

米国の産油量が一時的に日量約200万バレル減少するとの試算はこのEIA予測に基づいているかとの質問に対し、エネルギー省から回答は得られていない。

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