[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツ政府は、新型コロナウイルス対策の一環として先月導入した商店に対する規制を4月20日から緩和することを検討する方針。ただ移動制限については5月3日まで延長するとみられる。
地方政府と中央政府の会議に出席した複数の参加者が明らかにした。
メルケル首相は、現地時間午後2時(日本時間午後9時)から16州の州首相と会合を開き、感染状況の一部改善を踏まえ、規制を一部緩和するのか、またどのように緩和するのかについて合意を目指す。
会合では、学校・商店・工場の再開をいつ許可するか、公の場でのマスク着用を求めるかや、携帯電話のアプリを通じた新規感染者の追跡の是非などが議題になる。
感染症の専門家は、一連の対策で効果は出ているが、感染はまだ終息しておらず、通常の生活に戻るまでには長い時間がかかると指摘している。