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豪海軍も南シナ海にフリゲート艦派遣、米艦艇とともに中国けん制

発行済 2020-04-22 16:47
更新済 2020-04-22 16:54

[クアラルンプール 22日 ロイター] - 中国船舶が石油の探査を行っているとみられる南シナ海の海域で展開する米海軍の軍艦3隻に、オーストラリア海軍のフリゲート艦が加わった。豪当局者が22日、明らかにした。

米海軍の軍艦は今週、中国の調査船が航行している海域の近くに到着。この海域周辺ではマレーシアの国営石油会社ペトロナスの探査船も掘削を行っている。

米インド太平洋軍は21日、南シナ海に強襲揚陸艦「アメリカ」と巡洋艦「バンカーヒル」の2隻を展開したと発表した。南シナ海で活動を活発化させる中国をけん制する狙いがあるとみられる。

これに豪フリゲート艦「HMASパラマッタ」と米駆逐艦「バリー」が加わった。豪国防省は共同演習の一環だとしている。

船の位置や航路などの情報を提供するウェブサイト「マリントラフィック」によると、中国の調査船はマレーシアの沖合325キロの排他的経済水域(EEZ)で、中国の沿岸巡視船に伴われ、1週間近くにわたって探査活動とみられる動きを見せていたという。

南シナ海では中国やベトナム、マレーシアなどが領有権を争っている。

米国は、領有権を主張している他の国々が新型コロナウイルスの感染拡大への対応に追われている間に中国が南シナ海でのプレゼンスを強めているとして批判している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200422T074723+0000

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