[東京 23日 ロイター] - 東京都の小池百合子知事は23日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、大型連休中の外出自粛を求めるとともに、具体的な要請事項を明らかにした。都民に対してスーパーや商店街などでの買い物は3日に1回程度の頻度にするよう求めた。回数を減らすことによって必要以上の食料品などの買いだめもしないように要請した。
小池知事は前日、都内のスーパーなどが「大変、密な状況に結果としてなっている」と述べ、抑制策を早急に検討すると語っていた。
小池知事は23日午後の会見で、都内の新規感染者が引き続き毎日100人台の高水準で推移していると強調し、協力を求めた。東京都以外への観光・外出自粛を要請したほか、企業に対しては大型連休は12日連続の休暇とするよう求めた。
また、5月6日までの期間、都立公園の利用自粛を求め、遊具・自然公園キャンプ場を閉鎖することを明らかにした。
小池知事はこれからの2週間は東京、日本にとって「死活的に重要な期間」だとして、「ステイ・ホーム」の徹底を呼びかけた。自宅滞在を楽しめるような仕掛けを都として考案する方針も示し、自宅の清掃のため断捨離コンサルタントの動画アップを行うと説明した。
*内容を追加しました。
(竹本能文 編集:内田慎一)