[ウェリントン 6日 ロイター] - ニュージーランドのアーダーン首相は6日、新型コロナウイルスの封じ込めに成功した同国が安全な投資先として魅力があるとアピールした。
ニュージーランドでは今週に入って、新型コロナの新規感染者が2人にとどまっている。約1カ月続いた厳格なロックダウン(都市封鎖)から経済活動の再開が段階的に進められている。アーダーン氏は来週、行動規制をさらに緩和するかどうか決定する。
記者会見でアーダーン氏は「質の高い投資を歓迎し、衛生とビジネスの双方の点で安全な場所を提供する準備が整っている」と語った。
「ウイルスに真っ向から取り組むことで、国内経済は世界の多くの国に先駆けて再建を進められる状況にある。これは、安全な避難先としての戦略的利点だ」と説明した。
米マイクロソフト (O:MSFT)は最近、ニュージーランドに最初のデータセンター地域を設ける計画を発表した。
アーダーン氏はこうした動きを歓迎するとし、このような戦略的投資にニュージーランドはオープンだと表明。「ニュージーランドは、質が高く信頼できる投資場所として知られてきたが、今回の危機はそれをさらに強調した」と語った。
新型コロナ危機でアーダーン氏が示した指導力には各国から評価する声が挙がっている。