[28日 ロイター] - 英紙デーリー・メールは28日、ジョンソン英首相側近のドミニク・カミングス上級顧問が年内の辞任を検討していると報じた。同紙が関係筋の話として報じたところによると、カミングス氏は6カ月以内に辞任する可能性がある。
カミングス氏は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)中に妻と4歳の息子を伴って400キロ離れた親類宅を訪問。この行動を巡り、与党保守党内や他の主要政党から辞任を求める圧力が高まっている。
英紙テレグラフによると、カミングス氏の行動について地元警察は、ロックダウン措置の違反に当たるものの、軽度の違反との認識を示している。
カミングス氏は25日、辞任はしないと表明している。 また、妻の新型コロナ感染など移動の経緯を説明すべきだったと認めた上で、自身の行動は間違っていないと主張している。
ジョンソン首相はカミングス氏の行動を擁護している。