[ニューデリー/スリナガル 2日 ロイター] - ポンペオ米国務長官と有力議員は、中国とインド山間部の国境地帯で続いている両国兵士による衝突を巡り、中国の攻撃的な行動を非難した。
国務省によると、ポンペオ長官はシンクタンクのアメリカン・エンタープライズ研究所に対し、中国がインドとの実効支配線に部隊を派遣していることは、新型コロナウイルスでの対応や香港、南シナ海での動きと同様だとし、「独裁的な政権が取る行動だ」と批判した。
下院外交委員会のエンゲル委員長(民主党)も、中国は規範を尊重し、外交を通じインドとの国境紛争を解決すべきと主張。「インドとの実効支配線近辺での中国の攻撃を深く懸念している」とし、「国際法にのっとり紛争を解決するよりも、隣国を脅かすことに前向きであることが改めて示された」と述べた。