[リスボン 9日 ロイター] - ポルトガル財務省は9日、今年の財政赤字は国内総生産(GDP)比で6.3%になるとの予想を示した。昨年は45年ぶりに財政黒字となったが、新型コロナウイルスの影響で再び赤字になる。
今年の公的債務はGDP比134.4%となり、前年の117.7%から上昇、2011─14年の債務危機時に記録したピークの132.94%を上回るとの見通し。
新型コロナの影響で税収減と社会保障支出となり、予算の5%に相当する44億ユーロの不足となる。政府支出は予想を43億ユーロ上回っているという。
センテノ財務相は、今回の危機は「非常に深刻だが一時的」との見方を示した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200610T073907+0000