[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米国時間の原油先物は序盤の下げから切り返し、プラス圏に浮上した。ただ、米原油在庫が過去最高水準に積み上がったことを受け、供給過剰を巡る懸念が再浮上している。
米エネルギー情報局(EIA)が10日発表した週間統計によると、5日までの週の原油在庫
ただ石油製品に対する需要が、前年の水準を依然大幅に下回っているものの増加。留出油在庫は増加したが、増加幅が前の週に比べて小さかった。
リポー・オイル・アソシエーツ(ヒューストン)のプレジデント、アンドリュー・リポー氏は、原油在庫の増加ではなく、石油製品に対する需要の増加が支援材料になったとの見方を示した。
清算値は、北海ブレント先物 (LCOc1)が0.55ドル高の1バレル=41.73ドル。米WTI原油先物 (CLc1)が0.66ドル高の39.60ドル。取引時間中には2%超の下げとなる場面があった。