[東京 11日 ロイター] - 安倍晋三首相は11日の参院予算委員会で、新型コロナウイルス対策の持続化給付金を巡り、関係業者が「中抜き」で利益を得たと質問されたことについて「中抜きという言葉遣いはいかがかと思う」と指摘。「15億円以上はみずほ銀行への手数料が発生しており、決して仲介に入っている業者が懐に入れるものでは全くない」と否定した。蓮舫委員(立憲・国民、新緑風会・社民)への答弁。
蓮舫委員は持続化給付金事業の事務を受託した「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」の業務執行理事で、電通出身の平川健司氏と経済産業省・中小企業庁の関係も追及。出席した中小企業庁の前田泰宏長官は、平川氏と「米テキサス州に出張した際、ホテルの外にあるコーヒーのバーのようなところで話をした。パーティーにも参加されていた記憶がある」と答弁した。
*内容を追加しました。
(竹本能文) OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200611T011950+0000