[11日 ロイター] - ルパート・マードック氏が率いるニューズ・コープ (O:NWSA)は、コスト削減策に伴う業務見直しの一環として英新聞とラジオ部門の人員を削減する必要があると表明した。英国法人のレベッカ・ブルックス最高経営責任者(CEO)が従業員向けの文書で明らかにした。
ロイターが入手した文書では「今後数カ月間で業務を簡素化し、厳しい決断を下す必要がある。一部の価値と才能のある同僚たちに別れを告げなければならない」と述べた。
文書は、削減規模や削減人数には言及していない。
同法人の広報担当者は、今回の見直しは新型コロナウイルス感染拡大と、それに伴うロックダウン(都市封鎖)の影響が原因と説明。ロイターに送信した電子メールの声明で「われわれのブランドの将来を保障するため、今後数カ月間で業務を簡素化し、厳しい決断を下す必要がある」と述べた。
英国法人には、新聞のタイムズ・オブ・ロンドン、サンデー・タイムズ、サン、およびバージン・ラジオなどのラジオ3社が含まれる。