[パリ 13日 ロイター] - フランスは15日、欧州諸国からの渡航者を対象に、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて導入していた入国制限を解除する。同国の内務省と外務省が13日、共同声明で発表した。
声明は「フランスと欧州の公衆衛生状況の好ましい進展を踏まえ、欧州委員会の提言に従い、フランスはCOVID─19(新型コロナ感染症)のパンデミックに対応するため導入していた国境(陸空海)の移動制限全てを6月15日に欧州域内で解除する」としている。
これにより、EU加盟国のほか、アンドラ、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、ノルウェー、サンマリノ、スイス、バチカンからの渡航者が制限なくフランスに入国することが可能になるという。
相互的な観点から入国時の2週間の隔離措置などの規制はスペインおよび英国との国境で引き続き実施される。