[アテネ 13日 ロイター] - ギリシャのミツォタキス首相は13日、空路での観光客受け入れ再開に先立ち、ギリシャにとって観光客の安全確保は最優先課題だと述べた。
首相は、観光地として人気のサントリーニ島を視察し、「ここサントリーニから、ギリシャは今夏、観光客を受け入れる準備ができたとのメッセージを伝えられて大変嬉しい。観光客の安全と健康は最優先課題としている」と述べた。
ギリシャでは、新型コロナウイルス感染拡大を受けて実施された3カ月にわたるロックダウン(都市封鎖)の後、6月15日から国際航空便の発着を再開する。
観光はギリシャ経済生産の20%前後を占める重要産業。
観光客受け入れに向け、ギリシャは人気のある島における医療従事者数を拡大。15日から、欧州航空安全機関(EASA)が高リスク指定している地域の空港から到着した人全員に新型コロナ検査を実施する。検査結果に応じて、最大14日の隔離が行われるという。
高リスク指定のない空港からの到着者は、無作為に検査するという。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200615T062044+0000