[14日 ロイター] - トランプ米大統領は13日、米プロフットボールリーグ(NFL)や米サッカーの試合で国歌斉唱の際に選手たちが起立しない場合、その競技は観戦しないとツイッターで表明した。
米国サッカー連盟は先週、国歌斉唱中に起立を求める規則について、誤りだったとして撤回。この規則は、米女子代表のミーガン・ラピノーが、NFLでプレーしていたコリン・キャパニックにならって人種差別への抗議として国歌斉唱時に片膝をついたことを受け、2017年に制定されていた。
また、NFLのロジャー・グッデル・コミッショナーは今月、選手たちの声に耳を傾けないのは誤りだったと反省の意を示し、人種差別行為を批判していた。
トランプ大統領はツイッターで米サッカー界の動きに関連して「もう試合は見ない」とコメント。NFLについても「同じ方向に向かっているようだが、私は観戦しないだろう」と投稿した。
米国では先月、黒人男性のジョージ・フロイドさんが身柄を拘束される際に白人警官に膝で首を地面に押しつけられて死亡する事件が起きて以来、各地で抗議活動が発生している。
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