[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米国時間の原油先物は、新型コロナウイルス感染拡大第2波に対する警戒が高まっているにもかかわらず、約2%上昇した。
清算値は北海ブレント先物 (LCOc1)が0.80ドル(約2%)高の1バレル=41.51ドル、米WTI原油先物 (CLc1)が0.88ドル(2.3%)高の38.84ドル。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の合同閣僚監視委員会(JMMC)はこの日、イラクやカザフスタンなどに対し一段の減産順守を求めた。一方、8月以降の協調減産延長などに関する協議は行われなかった。
プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のシニア原油アナリスト、フィル・フリン氏は「減産合意の順守率は高くなる。新型ウイルス感染拡大を巡る懸念がなければ、順守率はより高くなる」と述べた。