[18日 ロイター] - 米超党派上院議員は18日、大学の研究や技術革新を保護し、中国など外国政府による知的財産の窃取を防ぐことを目的とした法案を提出した。
米国の安全保障や経済利益に関する重要な技術にアクセスしようとした外国人へのビザ(査証)発給を拒否するよう国務省の権限を強化する。
研究者が連邦政府に補助金を申請する際に外国による支援の報告を怠れば罰金や懲役を科す。
大学が外国から受け取る贈り物について、報告義務の基準を引き上げるほか、適切に報告しなかった大学を罰する権限を教育省に与える。
法案の作成で中心的な役割を果たした共和党のポートマン議員(オハイオ州)は声明で「外国政府がわれわれの研究や技術革新を窃取できなくし、大学が外国から大規模な資金を受け入れたことを納税者が知ることができるよう透明性を高める取り組みを支援するものだ」と説明した。
法案は少なくとも9人の共和党議員と6人の民主党議員が共同でまとめた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200619T040828+0000