[28日 ロイター] - 米ミシシッピ州議会は、州旗から南北戦争時の南部連合(南軍)の軍旗の意匠を排除する決議案を賛成多数で可決した。
白人警官の暴行のため黒人のジョージ・フロイドさんが死亡した事件を受けて、人種差別に抗議するデモが全米に広がる中、ミシシッピ州でも奴隷制を支持した南軍を象徴する州旗のデザインについて変更を求める圧力が強まっていた。
メディア報道によると、同州の上下両院は週末、州旗から問題の意匠を外し、新たな州旗をデザインする委員会を指名することを決議。リーブス知事(共和党)は27日、決議案が可決されれば署名する意向を示していた。
決議案を作成したガン下院議長は、地元メディアに対して「我々は昨日よりも良くなった。誇りと希望を持ち、新たな目でわが州を見ることができるようになった」などと語った。