[メキシコ市 30日 ロイター] - メキシコのロペスオブラドール大統領は来週米国を訪問し、トランプ米大統領と初の会談に臨む。エブラルド外相は30日、米政府から7月8─9日の日程で訪米の招待があったことを明らかにした。
ロペスオブラドール大統領は2018年12月の就任以来、外遊を行ったことがない。メキシコ国内ではトランプ大統領が不人気のため、米国を最初の外遊先に選ぶのは政治的リスクが高い行為と言える。
メキシコ政府の2人の関係者は先に、訪米は7月8─9日になる可能性が高いと明らかにしていた。エブラルド外相はツイッターに「米政府から7月8─9日の公式訪問の招待を受けたと確認する」と投稿。訪米の詳細は1日に説明するとした。
エブラルド外相とマルケス経済相が大統領の訪米に随行するとみられる。
エブラルド氏は招待を受け入れたかどうかには言及しなかったが、ロペスオブラドール氏は4月にトランプ氏との会談について発言しており、招待を受け入れた可能性が高い。
ロペスオブラドール氏はトランプ氏との会談について、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」の7月1日の発効を祝う意図があるとしている。