[1日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバルは1日、アルゼンチンの外貨建て債券7件について、6月末の期限までに利払いが行われなかったことを受けてデフォルト(債務不履行)を意味する「D」に引き下げた。
アルゼンチン政府は、海外債権者との債務再編交渉が難航している。
S&Pは、約5億8200万ドルの利払いが6月30日に期限を迎えた外国法準拠の外貨建て債券3件を「CC」から「D」に格下げ。アルゼンチンの国内法に準拠するドル建て債券4件の格付けも引き下げた。これら4件の債券も、8億3700万ドルの利払い期日が30日だった。
S&Pは発表文書で「これらの債券の格付けは、継続中の債務交渉の結果が出るまで『D』にとどまる」とした。