[メキシコ市 1日 ロイター] - メキシコのエブラルド外相は1日、ロペスオブラドール大統領が7月8日にトランプ米大統領とワシントンで会談すると発表した。
ロペスオブラドール大統領は2018年12月の就任以来、外遊を行ったことがない。メキシコ国内ではトランプ大統領が不人気のため、米国を最初の外遊先に選ぶのは政治的リスクが高い行為と言える。
ロペスオブラドール氏はトランプ氏との会談について、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」の7月1日の発効を祝う意図があり、経済面で重要な会談だと説明している。
エブラルド外相によると、トランプ氏との会談は8日午後に行われる。また、カナダも含めた3カ国の課題が9日午前の会談の議題になる。
エブラルド氏はロペスオブラドール同席で行った会見で、メキシコの通商や投資、社会福祉への取り組みを会談で強調すると説明した。