[3日 ロイター] - 英政府は、新型コロナウイルス対策として導入した入国者の自己隔離措置について、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアなどの国々からイングランドを訪れる渡航者を対象に10日に解除すると発表した。
運輸省は正式な対象国のリストを3日に公表するとした。
現行ルールでは、入国者は14日間の自己隔離が義務付けられている。
政府は、対象国には隔離策解除の見返りに、それぞれの渡航制限を緩和するよう期待すると表明した。
英外務省はまた、自国民に対する不要不急の海外渡航自粛勧告について、4日に適用除外国を公表する。
シャップス運輸相は、国境を慎重に再開する「次の段階」に進んだと述べた。
スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各自治政府は、公共衛生上の問題への対応についてそれぞれ権限を持つ。
英紙テレグラフは2日、政府は75カ国からの入国者を対象に自己隔離策を解除すると報じた。人々が休暇旅行できるようにするためだという。
また、自国民に不要不急の渡航を解禁する対象国・地域は、欧州連合(EU)のほぼ全加盟国とバミューダなどの海外の英領のほか、トルコ、タイ、オーストラリア、ニュージーランドになると報じた。