[オタワ 13日 ロイター] - カナダのトルドー首相は13日、新型コロナウイルス流行に伴い施行された米国との不要不急の渡航禁止措置の今後の対応を巡り、両国政府は協議を続けており、週内に新たな情報を発表できる見通しと語った。
米・カナダ政府は、新型コロナ感染拡大抑制に向け、3月に貿易を除く両国間の渡航禁止措置を導入。これまでに延長が繰り返され、現行の措置は来週21日に期限を迎える。
ロイターの集計によると、米国では過去2週間に約40州で感染者が増加しており、カナダ主要州知事は米国との国境閉鎖を継続すべきとの認識を示している。
米国の新型コロナ感染症による死者は累計13万5000人、カナダは8783人となっている。
カナダのトルドー首相はまた、トランプ大統領とこの日電話会談し、カナダのアルミニウム製品への関税導入に反対する姿勢を改めて表明したと明らかにした。