[エルサレム 16日 ロイター] - イスラエルのコーヘン諜報相は16日、同国がアラブ首長国連邦(UAE)との国交正常化を決定したことを受けて、バーレーンやオマーンといった国も追随する可能性がある、との見方を示した。
イスラエルとUAEは13日、国交正常化で合意したと発表した。
コーヘン氏は国内ラジオ番組で、「今後、他の湾岸諸国やアフリカのイスラム諸国も追随する可能性がある」と指摘した。
「オマーンとバーレーンでその可能性が高く、スーダンなどのアフリカの国々でも同様の動きが見込める」と語った。
バーレーンとオマーンはイスラエルとUAEの国交正常化を称賛したが、現時点でイスラエルとの今後の関係については明言していない。
イスラエル首相府が発表した声明によると、ネタニヤフ首相は16日、閣僚らに対して「より多くの国がわれわれの和平の輪に加わると期待している」と述べた。
「これは、アラブ世界との和平を推進し、最終的にパレスチナ人との本物のしっかりとした確実な和平を推進することになる歴史的変革だ」と強調した。