[ワシントン 14日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)がイスラエルとの国交正常化で合意したことを受け、専門家は米国によるUAE向けの高性能武器の売却に道が開かれると指摘している。イスラエルとアラブ首長国連邦は13日、国交正常化で合意したと発表した。
米国のデイビッド・フリードマン駐イスラエル大使はラジオのインタビューで、UAEとイスラエルの関係が親密になるに伴って、米国のUAEに対する脅威度評価も変化し、将来的にUAEへの武器売却において「有利に働く」との見方を示した。
米国はイスラエルに対し、近隣アラブ諸国よりも高性能な武器を供給することを保証している。
ワシントン近東政策研究所でアラブ・イスラエル関係の研究に携わるデイビッド・マコフスキー氏も、国交正常化合意により、UAEは間違いなく、これまで米から購入できなかった武器を購入することが可能になるとの見方を示した。
米国務省は5月、UAEへの中古の耐地雷・伏撃防護車両(MRAP)最大4569台の売却を承認している。