[台北 10日 ロイター] - 台湾当局は10日、重大な挑発行為かつ国際航空交通への脅威として、中国軍による南西沖空海域での大規模軍事演習を非難した。台湾国防部のYeh Kuo-hui氏は記者会見で、中国の意図は予測できないと発言。「臨戦態勢へあらゆる準備をしなければならない」と述べた。
中国は台湾周辺で軍事演習を繰り返しており、中国による支配を受け入れさせるための威嚇と受けとめられている。
国防部によると、演習は台湾と東沙諸島の間の台湾の防空識別圏で実施され、戦闘機Su-30とJ-10が参加した。
また、同部の張哲平副部長は、中国の軍事演習は地域の安定を脅かすものと非難し、「台湾を防衛する軍の決意を過小評価すべきでないと改めて言いたい。われわれには自信があり、防衛の能力がある」と述べた。
台湾外交部は、「中国の脅しに関する情報」を主要友好国と共有していると談話を発表した。米国に言及したものとみられている。
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