[ワシントン/モスクワ 11日 ロイター] - ロシアと中国は11日、両国とつながりのあるハッカーが11月米大統領選の候補であるトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領の両陣営関係者らを標的にしているとの米マイクロソフト (O:MSFT)の指摘を否定した。
中国の王毅外相は、モスクワで開かれたロシアのラブロフ外相との共同記者会見で、中国が米国に内政干渉したことはないと強調。ラブロフ外相は、ロシアがハッカーを用いて米国に内政干渉したとの指摘には「根拠がない」と主張した。
また、ロシアのペスコフ大統領報道官は同日、別の記者会見で「ロシアは他国の内政や選挙プロセスに干渉したことはないし、干渉していないし、干渉するつもりもない」と述べた。
中国外務省の趙立堅報道官も同日、北京での定例会見で、中国は米選挙に関心がなく、干渉したことはないと言明。「ハッカー帝国」は米国だと語った。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200911T160901+0000