[ベルリン/デュッセルドルフ 13日 ロイター] - ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州で13日実施された町議会選挙は、出口調査によると、キリスト教民主同盟(CDU)が勝利する見通し。
メルケル首相の後継候補としてCDU党首選に名乗りを上げている同州のラシェット首相は、12月の党首選を控え、CDUの勢力拡大を目指していた。
地元放送局WDRが報じた出口調査に基づく予測では、CDUの得票率は前回2014年の選挙から1.5%ポイント低下して36.0%となる見通し。
2位は社会民主党(SPD)で7.9%ポイント低下の23.5%、3位は緑の党で7.3%ポイント上昇の19.0%と予測されている。
同州のラシェット首相は支持者を前に「ドイツで行われた今年最大の選挙となった。1400万人が投票を求められ、CDUが選挙に勝った」と勝利宣言した。
同国で選挙が実施されたのは、新型コロナウイルスの流行後で初めて。WDRによると、投票率は2014年の選挙から1.5%ポイント上昇し、51.5%となった。
自由民主党(FDP)の得票率の予測は4.5%、左翼党は4.0%、極右の「ドイツのための選択肢(AfD)」は6.0%。
13日公表された世論調査によると、次期首相にふさわしい人物として支持率が最も高かったのは、キリスト教社会同盟(CSU)のゼーダー党首で31%。2位がシュパーン保健相で14%、3位はメルツ元連邦議会(下院)院内総務で14%、ラシェット氏は8%だった。
世論調査はビルト日曜版の委託で世論調査会社カンターが今月9-10日に実施した。
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