[香港 14日 ロイター] - 中国当局が台湾に向かっていた香港市民12人を海上で拘束した問題で、香港政府は本土の管轄だとして関与しない方針を示した。
香港政府は13日夜に発表した声明で、拘束された市民の親族から支援の要請を受けたとした上で「当該の犯罪は中国本土の管轄だ。香港政府は(中国政府の)法執行を尊重し干渉しない」と明言した。
12人は香港で「さまざまな犯罪行為」に関わった疑いが持たれていると主張し、親族には無料の法律相談サービスを利用するよう促した。
広東省の沿岸警備当局は8月23日、違法に境界を超えたとして12人を拘束した。親族によると16歳の少年が含まれているほか、数人は服薬が必要という。