[マドリード 17日 ロイター] - スペインのカルビニョ経済相は17日、今年第3・四半期の同国経済成長率は10%を超えるとの見通しをあらためて示した。通年の予想は示さなかった。
スペイン中央銀行は16日、新型コロナウイルス感染拡大が第3・四半期の活動の重しとなると指摘。今年と来年、および2022年の成長予想を下方修正した。
中銀は、第3・四半期の国内総生産(GDP)は13─16.6%増に回復するとの予想を維持している。ただ、前年同期の水準は9.5─12.3%下回るとの予想を示した。
第2・四半期は、感染拡大抑制のため厳格なロックダウン(都市封鎖)が実施されたことからほとんどの産業が停止状態となり、経済成長率は過去最大の落ち込みとなるマイナス18.5%を記録した。
中銀は通年の経済成長率をマイナス10.5─12.6%と予想している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200918T023826+0000