[メルボルン 18日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は18日、海外から帰国できるオーストラリア人の上限を現在の週4000人から週6000人に引き上げると発表した。10月半ばまでに実施する。
新型コロナウイルスの感染ペースが鈍化していることが背景。各州が隔離施設の収容人数の拡大に同意した。
首相によると、現在推定で2万4000人のオーストラリア人が海外からの帰国を望んでおり、政府はクリスマスまでの帰国実現を目指している。
同国政府は、新型コロナの封じ込めが進んでいるニュージーランドからの帰国者については、隔離規制を緩和し、他国からの帰国者を隔離するホテルの客室を増やすことも検討している。
帰国を希望しているオーストラリア人の15%はニュージーランドに滞在しているという。
オーストラリアは新型コロナの感染拡大直後に国境を封鎖し、厳しいロックダウン(都市封鎖)を導入した。現在、海外からの入国者全員に14日間のホテルでの隔離を義務付けている。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200918T062413+0000