[ニューヨーク 29日 ロイター] - 北朝鮮のキム・ソン国連大使は29日、国連総会における演説で、同国は「戦争抑止」態勢を確立し、経済発展に注力していると強調した。
キム大使は「純粋な平和は、戦争を阻止する全体的な強さを得て、初めて担保される。われわれは体制を引き締めることで、信頼に足り、効果的な戦争抑止(方法)を手にしたので、朝鮮半島や地域の平和と安全はしっかり守られている」と語った。
その上で「国家と人民の安全が確保されていることに基づき、わが国政府は全力を経済建設に注ぐよう指示しているところだ」と説明。ただ経済建設のために良好な外交環境を求めているのは事実であるものの「われわれは自分たちの尊厳まで売り渡すつもりはない」と付け加えた。