[4日 ロイター] - 英国のスナク財務相は英紙サンのインタビューで、封鎖措置は経済と社会に非常に強い影響を与えると指摘し、新型コロナウイルス感染拡大抑制のための一段の封鎖措置は景気と社会の機能不全を招くと警告した。
「困難な経済は、国家医療制度(NHS)のような公的サービスの財源を生み出す力だけでなく、個人の長期的な健康状態にも影響を及ぼす」と指摘。
パブやレストランの営業を午後10時までとする制限について「もちろんストレスはたまる。難しい状況だと理解しており、制限する必要がなければ良かったと思う」と述べた。
同氏は、この問題で閣僚の意見は分かれているとした上で、国民に制限を守るよう呼び掛けた。
また、外食支援策「Eat Out to Help Out」の意義も強調。200万人の雇用保護につながり、景気刺激効果を発揮したと述べた。
その上で、将来的な封鎖措置を阻止するために意見を述べるつもりだとし、他の閣僚に対し、コロナ禍でも正常な状態の確保に尽力するよう求めた。