💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

タイ中銀の金利据え置き、政策余地を残す必要性を考慮=議事要旨

発行済 2020-10-07 14:26
更新済 2020-10-07 14:27
© Reuters. タイ中銀の金利据え置き、政策余地を残す必要性を考慮=議事要旨

[バンコク 7日 ロイター] - タイ中央銀行が7日公表した先月23日の政策決定会合の議事要旨で、金融政策委員会が最も効果的なタイミングで利下げを行うための政策余地を残しておく必要性を認識し、金利据え置きを決めたことが分かった。

この会合で、委員会は政策金利の翌日物レポ金利を過去最低の0.50%に据え置いた。据え置きは3会合連続。全会一致の決定だった。

議事要旨によると、委員会は「過去最低水準の政策金利は景気回復を促す」とみる一方で、追加利下げは現状では効果が薄く、金融の脆弱性が増す可能性があると指摘。

その上で、「限られた政策余地を、適切でより効果的なタイミングに残しておくことが不可欠」と判断した。

タイ経済は、第2・四半期に過去20年あまりで最大のマイナス成長を記録。中銀は今年の経済成長率を過去最低のマイナス7.8%、来年はプラス3.6%と予想している。

© Reuters. タイ中銀の金利据え置き、政策余地を残す必要性を考慮=議事要旨

議事要旨によると、委員会は、通貨バーツの急伸は景気回復に悪影響を与える恐れがあるとし、外貨取引の利便性向上や対外証券投資の自由化促進を通じて資本フローの均衡を図るなどの追加措置の必要性を検討する方針を表明。

また、弱い労働市場が景気回復を阻害する可能性に懸念を示し、財政政策が回復支援により大きな役割を果たす必要があるとした。

タイ中銀の次の政策決定会合は11月18日。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます