[ヒューストン 8日 ロイター] - 大型ハリケーン「デルタ」がメキシコ湾を北上しており、同地域ではオフショアの石油生産のほとんどが停止されている。
米国立ハリケーン・センター(NHC)によると、デルタは米ルイジアナ州キャメロンの南約595キロの地点にあり、時速21キロでルイジアナの沿岸に向けて進んでいる。
メキシコ湾の暖かい海水によりハリケーンの勢力はさらに増す見込みで、風速が時速185キロに到達し、9日夜までにルイジアナ州南西部に上陸するとみられている。
石油生産各社は、279のオフショア生産施設から作業員を退避させ、15基の石油掘削リグを移動した。湾岸地域の石油生産の92%(日量169万バレル)、天然ガス生産の62%近く(日量16億7000万立方フィート)が停止されている。