[バンコク 12日 ロイター] - タイのアーコム新財務相は12日、新型コロナウイルス危機で大打撃を受けたタイ経済の再開と国内消費の拡大に注力する方針を示した。
新型コロナ危機で需要産業の観光や国内活動が打撃を受け、第2・四半期は22年ぶりの大幅な落ち込みを記録した。
アーコム財務相は初登庁にあたり記者団に、流動性の拡充や観光産業支援、公共支出の拡大などを主要課題に挙げた、
「ビジネスセクターは国内総生産(GDP)の70%を占めており、コロナ禍の影響を受けた企業向けに流動性を高めることは最も急務だ」と述べた。
政府は引き続き国内消費や観光を支援する措置を導入していくとも述べた。
内閣は12日、1200億バーツ(39億ドル)程度の景気テコ入れ効果を見込む減税計画を検討する予定。