[東京 12日 ロイター] - 自民党の細田博之元幹事長は12日、自身の政治生活30周年を記念した懇親会で、来年夏の東京五輪・パラリンピックについて、観客全員が新型コロナ検査を受けることが可能な体制を整備するべきと強調。「無観客で実施すれば、観光業は危機に瀕してしまう」と警戒感を示し、コロナによる観光・運輸・飲食業の苦境を念頭に「みんなで飲食をして旅をして、元気に頑張ろう」と訴えた。
<謙虚でない人達まとめるのが自身の務め>
細田派は自民党の最大派閥だが、今年9月の総裁選で複数の幹部が推薦人集めを検討するなど、多数の総裁選立候補希望者がいることで知られる。細田氏はこれを念頭に、「自分は謙虚だが、派閥内には謙虚でない人がおり、そのような人達をまとめるのも自分の務め」と語った。
*細田氏の発言を追加しました。
(竹本能文) OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201012T100158+0000