[ソウル 14日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、台風の被害を受けた地域の復興を支援し、今後5年間で少なくとも2万5000戸の住宅を建設する方針を示した。朝鮮中央通信(KCNA)が14日報じた。
報道によると、金委員長は台風で最も甚大な被害を受けた地域の1つを訪れ、住民が築50年以上の住宅で暮らしていたことに遺憾を表明。軍に対し、より野心的な建設計画を打ち出すよう求めた。
金委員長は、現状では古い住宅が災害で破壊されて初めて新しい家が建設されていると指摘。その上で、建設計画において「革命」が必要だとし、まずは来年1月に発表する5か年計画で2万5000戸の住宅を建設する必要があると強調した。
金委員長は今月5日に開かれた党の政治局会議で、来年1月の党大会に向けて各セクターが目標を達成できるよう国を挙げて取り組む「80日戦闘」を呼び掛けた。