[クアラルンプール 15日 ロイター] - マレーシア警察は15日、野党指導者アンワル元副首相を呼び、同氏を支持するとされる下院議員のリストを巡る捜査への協力を求めたと発表した。
アンワル氏は13日、国王と面会し、下院(定数222)議員の半数以上から支持を得たことを示す文書を提出したと明らかにした。
警察当局者は声明で、アンワル氏への支持を表明したとされる121人の議員のリストを巡って警察に苦情が来ており、同氏はこの問題で16日に声明を出すよう求められていたと説明した。
議員のリストはソーシャルメディアで拡散しており、警察当局者によると、これまでのところ113件の通報があった。
警察は苦情の内容を明らかにしていないが、警察当局者は、迷惑防止に関する刑法とマルチメディア法の条項に基づいて捜査を進めていると述べた。
有罪となれば、最高で2年の禁固刑と罰金が科される。
アンワル氏の事務所はコメント要請に応じていない。
王宮によると、アンワル氏は国王に対し、支持を表明した議員の数は示したが、個別の議員名は開示しなかった。
*内容を追加しました。
(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)