[ロンドン 21日 ロイター] - 英ミュージシャンのポール・マッカートニー(78)が、全曲の作詞・作曲、演奏、プロデュースを自身が手掛けたソロアルバム「マッカートニーIII」を12月にリリースする。アルバムの発表は2018年の「エジプト・ステーション」以来となる。
レコーディングは今年、英南部のサセックスで行われた。ボーカルのほか、ギターやピアノ、ベース、ドラムの演奏も全てマッカートニー自身が行ったという。
マッカートニーはこれまで、「マッカートニー」(1970年)、「マッカートニーII」(1980年)という2枚の全曲セルフプロデュースアルバムをリリースしている。
マッカートニーは「ロックダウン(都市封鎖)期間中は農場で家族と過ごし、毎日スタジオに通っていた」とし、その時作った映画音楽がアルバムのオープニングトラックに展開したという。
また、何年にもわたって未完成だった作品とも向き合った。「こなさなくてはならない仕事としてではなく、自分自身のために音楽を作った。ほんの気まぐれでやっていたことが、アルバムに結実するなんて思ってもいなかった」と述べた。