[バンコク 22日 ロイター] - タイ政府は22日、政府に対する抗議デモに対処するために先週発令した緊急措置を正午(日本時間午後2時)に解除すると発表した。
緊急措置はデモの抑制にはつながらず、かえって反発を強める結果となった。
政府は官報「ロイヤル・ガゼット」で声明を発表し、厳しい措置の導入につながった暴力は沈静化し、通常の法律の執行により対応できる状況になったと説明した。
緊急措置では、5人以上の政治的集会や治安に影響するニュース報道が禁止されていた。
プラユット首相に3日以内の辞任を求めていたデモ参加者は、緊急措置の解除だけでは不十分としている。
デモ隊リーダーの1人は、「彼は人々の要求をすべて無視し、権力の座にとどまろうとしている。そもそも緊急措置は発せられるべきではなかった」と述べた。
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