[イスタンブール 3日 ロイター] - 当局の発表によると、トルコ沖のエーゲ海で10月30日に発生した地震で、死者の数が100人に達した。被害が集中するトルコ西部のイズミルで98人が死亡した。
ギリシャのサモス島でも10代の若者2人が死亡した。トルコを襲った地震の死者数としては、およそ10年ぶりの水準となった。
トルコ災害緊急事態対策庁(AFAD)によると、イズミルでは994人が負傷し、うち147人が依然として治療を受けているという。現在も5カ所の建物で救助活動が続けられている。
活断層の多いトルコではしばしば地震が発生している。2011年の東部ヴァンの地震では500人以上が死亡、今年1月の地震では東部のエラズー県で41人が死亡した。1999年には北西部で2度にわたって発生した地震で、1万8000人が亡くなる被害が出ている。
AFADによると、今回の地震はマグニチュード(M)6.6で、約1400回の余震が発生した。